大人用紙おむつに関する質問

大人用紙おむつの種類と選び方について

Q. パンツタイプとテープタイプ、どちらを選べばよいですか?
大人用紙おむつには主にパンツタイプとテープタイプ2種類があります。
パンツタイプは、自分で動ける方、介助があれば動ける方や、外出時や日中の活動が多い方に適しており、下着のパンツのように履くことができます。
テープタイプは、寝て過すことが多い方向けで、横になったままでも交換が可能です。夜間や長時間の使用に適しています。
Q. サイズが合っているかわかりません。どのように選べばよいですか?
紙おむつのサイズ選びは、漏れやズレを防ぎ、快適に使用するために重要です。
パンツタイプは、ウエストサイズを、テープサイズは、ヒップサイズ(腰骨の位置)を測定して選びましょう。
・大きすぎると漏れやズレの原因となり、小さすぎると圧迫感が生じます。「大は小をかねる」という考えは紙おむつには当てはまりません。
・光洋の紙おむつは、パンツタイプでウエスト50~140㎝(S,M,L-LL)に対応し、テープタイプでヒップ56~145㎝(S,M,L,XL)に対応しています。
・当社コールセンターで光洋製品試供品の受付けをしています。試供品をお試しいただき、体にしっかりフィットするサイズを選びましょう。
Q. おしっこ何回分の吸収量表示は、どのように解釈すればよいですか?
個人差はありますが、一般的に紙おむつを必要とされる高齢者の方の1回の尿量は、120~200ml程度といわれています。(軽失禁除く)。
光洋をはじめ、多くのメーカーでは、1回の排尿量を150mlとして吸収回数の目安を計算しています。ご利用者様の尿量に合った吸収量のおむつ、尿取りパッドを選ぶことが大切です。

尿取りパッドの併用について

Q. 尿取りパッドはどのように選べばよいですか?
尿取りパッドは、外側の紙おむつ(アウター)との組み合わせによって合うものが異なります。
テープタイプの紙おむつを使用している場合は、テープタイプに対応した尿取りパッドを選びます。
(光洋製品:オンリーワンケアからだカーブパッドシリーズ)
パンツタイプの紙おむつを使用している場合は、パンツタイプに対応した尿取りパッドを選びましょう。
(光洋製品:オンリーワンケアからだカーブパッドアクティブシリーズ)
その上で、尿量に合わせて何回分を吸収するものが合うのかを選びます。紙おむつと尿取りパッドは同じメーカーのものを使用しましょう。相性が良く漏れにくくなります。
Q. 尿取りパッドの重ね使いは、何故いけないのですか?
尿取りパッドの裏面には防水シートが貼られているため、パッドを重ねても吸収量はアップしません
・パッドを重ね使いをすると、パッドの間に段差ができてしまい、その隙間から尿が漏れる可能性があります。
・また、通気性が悪くなり、ムレが生じてかぶれの原因になることがあります。

おむつの使い方とトラブル対策について

Q. 汚れてなければ、紙おむつや尿取りパッドは繰り返し使えますか?
汚れていない場合でも、紙おむつや尿取りパッドを繰り返し使用するのは推奨できません。
衛生面を考慮し、1日1枚は交換することをおすすめします。一度使用すると吸収材が劣化し、吸収力が低下する可能性があるため、再利用をすると漏れやすくなります。
Q. 尿漏れが多くて困っています。解決策はありませんか?
1. 紙おむつの吸収量が不足している場合
より吸収性能が高い紙おむつに変えることで解消されることがあります。
尿量に見合う吸収量の商品を選び、交換のタイミングを調整することも効果的です。
2. 紙おむつとの隙間が原因の場合
紙おむつのサイズや装着方法の見直し、または尿取りパッドの種類や当て方の見直しによって解消されることがあります。
・テープタイプのテープを止める時は、下のテープは水平か上向きに、上のテープは下向きに、体を斜めに包むように貼ります。
・また、紙おむつの中に尿取りパッドや補助パッドを入れて隙間をなくしたり立体ギャザーをしっかり立てて使用します。
Q. 紙おむつによるかぶれやムレを防ぐにはどうしたらよいですか?
通気性の良い紙おむつ、尿取りパッドを選びましょう。
・シート自体は水分を通しませんが、蒸気だけが通り抜けられる微小な穴があることで、ムレにくい状態にします。
・紙おむつ、尿取りパッドの交換時には、肌の水分しっかりと拭いて保湿クリームと撥水性のある被膜剤で肌を保護していきましょう。 ・紙おむつ内で便と尿が混ざると皮膚が損傷しやすいため、可能であれば、排便はトイレやポータブルトイレでおこないかぶれのリスクを低減し、肌の健康を保ちます。
Q. 紙おむつの臭いが気になる時の対策はありますか?
消臭機能が付いた紙おむつを選ぶと効果的です。
・使用後はすぐに密閉できる袋に入れることが重要です。消臭効果のある袋や新聞紙(インクに臭いを吸収する働きがある)で包むこともおすすめです。
消臭スプレーの使用蓋つきのゴミ箱を使用しておむつ専用にすることも臭い対策に役立ちます。
Q. 高齢者が紙おむつを嫌がるの場合、どうしたらよいですか?
「紙パンツ」や「リハビリパンツ」と言い換えることで、抵抗感を減らすことができます。
・履き心地の良い薄手のものを選ぶと、シルエットに影響を与えずに快適に過ごせます。
嫌がる気持ちを否定せずに、受け入れやすい声かけを心がけ、長時間の外出やトイレが少ない場所に行く時のみに使用するなど、状況に応じた使い方から始めると、受け入れやすくなることがあります。
Q. 夜間に紙おむつ交換のために起こした方がよいですか?
介護をする方にとっても、介護をされる方にとっても十分な睡眠をとることは大切です。
一晩中安心な高い吸収性能を持っている商品や、湿気を逃がしたり逆戻りの少ない高吸収パッドを活用すると良いでしょう。
・排尿量や肌の状態に合わせて使い分け、夜中の交換回数を減らすことができます。夜間多尿の改善には、水分摂取量の調整(就寝3時間前の飲水を控えて、カフェインやアルコールを避ける)や、便秘の解消夕方の運動(むくみ防止)もおすすめです。

その他の疑問について

Q. 紙おむつに使用期限はありますか?どのように保管すればよいですか?
紙おむつは食品と異なり、年月が経過してもすぐに使用できなくなるものではないため、特に使用期限を表記していません。
・適切に保管されていれば、未開封で製造後約3年は使用可能と考えられます。 ・保管する際には、ほこりや湿気が少なく、直射日光が当たらない場所に保管してください。また、強い臭いのするものの近くに置くと、おむつに臭いが移ってしまうことがあるため注意が必要です。
使用前に変色はないか、伸縮性や粘着剤が効くか、虫の混入がないかを確認いたしましょう。
Q. 紙おむつを誤って食べてしまった場合、体に悪影響がありますか?
・使用の前の粉末状の高分子給水材を少量食べた場合は問題ありませんが、大量の場合は、のどに詰まる危険性があるため、口の中にあるものはかき出し、飲み込んでしまった場合は速やかに医師に相談してください。
・使用済みのゼリー状の高分子給水材を食べてしまった場合、食道や胃に入っても体内で膨張することはほどんとなく、体外にそのまま排泄される可能性が高いです。しかし、尿などが付着しており衛生上の問題が考えられるため、医師に相談することが推奨されます。
Q. 紙おむつを誤って洗濯してしまいました。どうすればよいですか?
衣類に付着した紙おむつの中のパルプやゼリー状の高分子吸収材は、直接肌に触れても影響はありません。
・衣類に付着したものは、乾燥させた後にブラシ等で落としたり、粘着テープで取り除いたり、衣類をよく振って落とします。
・洗濯槽内部に残ったものは、ティッシュペーパーなどで拭き取ってください。洗濯機の動きが悪くなったり、うまく排水されない場合は、洗濯機メーカーに相談しましょう。
Q. 紙おむつを切って使用することはできますか?
吸収体の中身がこぼれてしまうため、紙おむつを切って使用することはいたしません。
本来の吸収能力を損なうほか、綿状のパルプや高分子給水材が目に入ったり、床に散ったりする可能性が生じます。

経済的負担の軽減について

Q. 紙おむつの購入に関する補助制度はありますか?
医療控除
・大人用紙おむつは、傷病によりおおむね6か月以上寝たきりで、医師の治療を受けている場合医師が発行した「おむつ使用証明書」紙おむつ代の「領収書」(おむつの使用者氏名、大人用紙おむつ代であることを明記したもの)があれば、医療費控除の対象となることがあります。
※<詳しくは、国税庁のウェブサイトや、税務署またはお住まいの市区町村の担当窓口にお問い合わせください。
自治体の補助制度
多くの自治体では紙おむつの購入に対する補助制度を設けています。
※適用条件が自治体によって異なるため、担当ケアマネジャーや地域包括ケアセンター、または、市区町村の担当窓口に問い合わせてみましょう。
使用量を減らす工夫
・適切な水分摂取を促し、トイレでも排泄を意識することで、紙おむつの使用量を減らすことができる場合もあります。介護保険サービスや専門職の支援を活用することも自立度を高める一助となります。